私たち三光グループは、昭和46年の創業以来、タイヤを単なる「消耗品」ではなく「大切な資源」と捉え、その可能性を追求する『タイヤの循環企業』として事業を推進してまいりました。
「廃タイヤ」という言葉をなくし、資源として使い切るための活動は、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」の目指す姿そのものです。
未来への継続性・持続性を追求する私たちの事業活動を通じて、豊かで持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は、2015年9月25日に国連総会で採択された、持続可能な開発のための17の国際目標です。その下に、169の達成基準と232の指標が決められています。
タイヤ循環企業としてのSDGsへの基本方針
三光グループは、「資源の再利用をビジネスとする」という理念のもと、事業全体で地球環境への負荷低減と資源の有効活用に取り組んでいます。
私たちは、特に当社の事業と密接に関わる以下の目標を重点的に推進し、持続可能な社会の形成に貢献します。
三光グループの事業を通じたSDGsへの具体的な取り組み

- 資源循環に関する啓発活動
-
地域住民や次世代に対し、廃タイヤリサイクルのプロセスや、循環型社会の重要性に関する情報発信や工場見学などを実施します。
- プロフェッショナル人材の育成
-
サービス、リサイクル、技術開発といった各分野で、専門知識や技術を習得するための継続的な研修プログラムを実施し、社員のスキルアップを支援します。
- 多様な人材が活躍できる環境整備
-
育児・介護と仕事の両立支援制度の充実や、女性管理職の登用を積極的に推進し、性別や年齢、国籍に関わらず意欲ある社員が活躍できる職場づくりを目指します。
- ハラスメントのない職場づくり
-
全従業員に対してダイバーシティとインクルージョンの重要性に関する教育を行い、公平で働きがいのある企業文化を醸成します。


- 安全な労働環境の確保
-
リサイクル工場や店舗における徹底した安全教育と設備投資により、労働災害ゼロを目指す安全・衛生管理体制を構築します。
- 適正な評価と処遇の実現
-
誰もが安心して長く働けるよう、公正な評価制度やスキルに応じた処遇、長時間労働の是正に取り組みます。
- サーマル&リサイクル技術への投資
-
タイヤの資源価値を最大化するための革新的なリサイクル技術開発に継続的に投資し、持続可能な産業化を支えるインフラを強化しています。
- グローバルな資源循環ネットワークの構築
-
中古タイヤの需要が高まるアセアン諸国との連携を強化し、日本の良質な資源を世界で活かす国際的な循環サプライチェーンを構築しています。


- タイヤのリユース・リサイクル事業の展開地域に根ざしたリサイクル推進
-
(株)高橋商事を中心とした地域密着型の廃タイヤ回収網を維持・強化することで、不法投棄の防止と地域の環境美化に貢献します。
- 環境・防災への貢献
-
廃タイヤを再生したゴムチップなどの資材活用を促進し、持続可能な都市インフラの整備に貢献します。
- タイヤのリユース・リサイクル事業の展開
-
台タイヤの販売、高品質な中古タイヤの海外輸出((株)ウイングコーポレーション)など、タイヤを「使い切る」ための多角的な流通と活用を促進しています。
- 中間処理・資源化技術の高度化
-
廃タイヤをゴムチップ化し、燃料や原材料として再利用する中間処理業((株)三光産業)を通じて、廃棄物の削減と資源の循環を推進しています。


- リサイクルによる環境負荷の低減
-
タイヤを再利用することで、新品タイヤの製造や焼却処分に伴うエネルギー消費やCO2排出量を大幅に抑制し、地球温暖化対策に貢献します。
パートナーシップで目標を達成する(目標17への貢献)
SDGsの目標達成には、私たち一社だけでなく、すべてのステークホルダーとの連携が不可欠です。

- お客様と共に(販売・サービス)
-
「タイヤワールド館ベスト」などの店舗を通じて、新品・中古タイヤの適切な選択肢を提供することで、お客様の賢い消費行動(持続可能な購買)をサポートします。
- 地域社会と共に(地域リサイクル)
-
(株)高橋商事による地域に根ざした廃タイヤ回収・リサイクル事業を通じて、地域環境の保全と経済活動の両立に貢献し、地域社会との信頼関係を築いています。
- サプライヤー・事業者と共に
-
産業廃棄物収集運搬業者としての役割を果たすことで、排出事業者の皆様の適正な処理と環境コンプライアンスを支援しています。
未来へつなぐ、三光グループのコミットメント
私たちは、創業以来の精神である「タイヤの未来を担うリサイクル事業」をさらに発展させ、すべての事業活動においてSDGsを羅針盤としてまいります。
持続可能な社会の実現に向けて、今後も技術革新への投資、グローバルな事業展開、そして多様なパートナーシップを強化し、『地球環境と経済成長を両立させるタイヤの循環』を未来永劫つないでいくことをお約束いたします。

